【結論】
屋根工事における「修理・補修」と「リフォーム」の決定的な違いは、「現状回復(マイナスをゼロに戻す)」か「全体改修(ゼロをプラスにする)」かです。
水戸市における費用相場は以下の通りです。
- 修理・補修(リペア):1万円〜30万円
- 瓦の差し替え、雨樋修理、雨漏りの止水など。築浅の家や、突発的な破損に向いています。
- リフォーム(改修):40万円〜250万円
- 屋根塗装、カバー工法、葺き替え。築10年以上で全体が劣化している場合や、家の寿命を延ばしたい場合に選びます。
判断の分岐点: 「築20年を超えている」または「修理箇所が複数ある」場合は、部分修理を繰り返すよりも、リフォーム(カバー工法など)をしてしまった方が、トータルコストで50万円以上安くなるケースが多いです。その最大の理由は、工事のたびにかかる「足場代(約15万〜20万円)」を一度で済ませられるからです。
第1章|「修理」「補修」「リフォーム」の定義と違い
業者によって使い方は曖昧ですが、一般的に以下のように分類されます。
1. 補修(メンテナンス)
- 目的: 小さな不具合の予防・維持。
- 内容: 漆喰の詰め直し、コーキングの増し打ち、ひび割れ補修。
- 規模: 数千円〜数万円。足場不要なケースも多い。
2. 修理(リペア)
- 目的: 機能の回復(壊れたものを直す)。
- 内容: 雨漏り修理、飛ばされた棟板金の交換、割れた瓦の差し替え。
- 規模: 数万円〜30万円。緊急性が高い。
3. リフォーム(改修工事)
- 目的: 家全体の長寿命化・性能向上。
- 内容: 屋根塗装、カバー工法(重ね張り)、葺き替え(張り替え)。
- 規模: 40万円〜200万円以上。計画的に行う工事。
第2章|【一覧表】水戸市の屋根工事 費用相場
水戸市のリフォーム市場における標準的な価格です(30坪の戸建てを想定)。
| 工事区分 | 具体的な内容 | 費用目安 | 足場 | 耐用年数(工事後) |
|---|---|---|---|---|
| 補修 | 瓦・スレートの差し替え | 1万〜5万円 | 不要な場合あり | その場しのぎ |
| 修理 | 棟板金の交換 | 5万〜15万円 | 場合により必要 | 10〜15年(交換部のみ) |
| 修理 | 雨漏り修理 | 5万〜30万円 | 必要 | 原因による |
| リフォーム | 屋根塗装 | 40万〜60万円 | 必須 | 10〜15年 |
| リフォーム | カバー工法 | 80万〜140万円 | 必須 | 20〜30年 |
| リフォーム | 葺き替え | 140万〜240万円 | 必須 | 30年以上 |
第3章|「修理・補修」で済ませて良いケース
以下の状況であれば、高額なリフォームをする必要はありません。
1. 築浅(築10年未満)での破損
台風や飛来物による物理的な破損であれば、周りの屋根材はまだ元気なので、部分的な交換(修理)で十分です。
2. 予算を抑えたい一時的な処置
「あと数年で建て替える予定」「売却まで持てばいい」という場合は、コーキング等による応急処置(補修)が合理的です。
3. 火災保険を使う場合(風災)
台風などの自然災害が原因なら、保険金を使って自己負担ゼロで「修理」できます。保険は「原状回復」が原則なので、リフォーム(グレードアップ)は対象外になることが多いです。
第4章|「リフォーム」に踏み切るべきケース
水戸市特有の事情も含め、以下の場合は全体改修を推奨します。
1. 築20年を超えている(スレート屋根の場合)
スレート屋根の防水シート(ルーフィング)の寿命は約20年です。表面だけ修理しても、下のシートが破れていれば雨漏りは止まりません。カバー工法か葺き替えが必要です。
2. 足場が必要な修理箇所がある
「2階の棟板金交換(15万円)」に「足場(20万円)」が必要な場合、総額35万円かけて一部を直すだけになります。それなら、プラス50万円出して全体をカバー工法(85万円)にした方が、今後30年の安心を買えます。
3. 耐震性を高めたい(瓦屋根の場合)
茨城県は地震が多い地域です。重い日本瓦を軽量な金属屋根に「葺き替える」リフォームは、家の耐震性を劇的に向上させます。
第5章|水戸市での工事事例(修理 vs リフォーム)
事例A:台風被害を保険で「修理」(水戸市吉沢町)
- 状況: 築8年。強風で棟板金の一部が剥がれた。
- 選択: 修理(交換)
- 費用: 18万円(全額火災保険適用)
- 結果: 築浅のため全体工事は不要と判断。保険で実費負担なしで元通りに。
事例B:雨漏りを機に「リフォーム」(水戸市千波町)
- 状況: 築25年。天井にシミができた。過去に2回、雨漏り修理(コーキング)をしたが再発。
- 選択: リフォーム(カバー工法)
- 費用: 110万円
- 結果: 「修理」では止まらなかった雨漏りが完全に解消。断熱材付きの屋根にしたことで、夏の2階が涼しくなった。
第6章|専門家のアドバイス:見積もりの見方
一級建築士(水戸市) 「屋根工事の見積もりで一番怖いのは『一式』という言葉です。『屋根修理一式 30万円』のような見積もりは詳細が不明です。『棟板金交換 ○メートル』『下地補強 ○箇所』と内訳が書かれている業者を選んでください。」
屋根板金職人 「水戸の『筑波おろし』は強烈です。修理やリフォームをする際は、棟板金を固定する下地(貫板)を、腐りやすい『木製』ではなく、腐らない『樹脂製(タフモックなど)』に変えてもらうよう指定してください。数千円の差で、強風への耐久性が段違いになります。」
第7章|FAQ(屋根工事のQ&A)
Q1. 自分で屋根に登って補修(DIY)してもいいですか? A. 絶対にやめてください。
屋根からの転落事故は死亡率が高いです。また、素人がコーキングで隙間を埋めすぎると、雨水の逃げ場がなくなり雨漏りが悪化します。プロに任せましょう。
Q2. 調査だけでお金はかかりますか?
A. 多くの地元業者は「目視点検」や「ドローン点検」は無料で行っています。ただし、雨漏りの原因特定のための「散水調査」などは有料(5〜10万円)になる場合があります。
Q3. 訪問販売業者が「屋根が浮いている」と言ってきましたが…
A. 屋根に登らせないでください。わざと瓦を割ったり、釘を抜いたりして写真を撮る悪徳業者が存在します。「知り合いの業者に見てもらいます」と断り、地元の信頼できる業者に点検を依頼してください。
第8章|まとめ
水戸市で屋根工事を検討する際のフローチャートです。
- 築10年未満・部分的破損 →→ 「修理・補修(数万円)」でOK。
- 築20年以上・雨漏り再発・足場が必要 →→ 「リフォーム(カバー工法等)」を検討。
- 判断がつかない →→ 地元の業者に「ドローン点検」を依頼し、写真を見て判断する。
屋根は家の傘です。穴が開いてから直すのではなく、定期的なメンテナンス(補修)を行うことが、結果的に家を長持ちさせ、修繕費を節約する近道です。
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許可番号:
- 一般建設業許可 茨城県知事許可(般-03)第37470号
- 宅地建物取引業 茨城県知事(2)第7362号
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