【結論】
水戸市における屋根改修の費用相場は、カバー工法が80万〜140万円、葺き替えが140万〜240万円(一般的な30坪の戸建ての場合)です。
現在の主流は、費用が安く工期も短い「カバー工法」です。特に2004年以前に建てられたスレート屋根(コロニアル)の家は、撤去時に高額なアスベスト処分費がかかるため、それを回避できるカバー工法が第一選択となります。
しかし、すでに雨漏りで屋根の下地(野地板)が腐っている場合や、重い日本瓦を軽い屋根にして耐震性を高めたい場合は、根本的に直す「葺き替え」しか選択できません。
判断の基準:
- 安く、断熱性を上げたい →→ カバー工法
- 下地が腐っている、瓦屋根を軽くしたい →→ 葺き替え
第1章|「葺き替え」と「カバー工法」の基礎知識
まずは2つの工法の決定的な違いを理解しましょう。
1. 葺き替え(ふきかえ)工法
- 内容: 今ある屋根材をすべて撤去し、下地の防水シートや野地板も新しくして、新品の屋根材を乗せる工事。
- 特徴: 屋根が丸ごと新品になるため、寿命が最も長い。重い瓦から軽い金属屋根にすることで、地震の揺れを軽減できる。
2. カバー工法(重ね張り)
- 内容: 今ある屋根材(主にスレート)の上から、防水シートと新しい軽い屋根材(ガルバリウム鋼板など)を被せる工事。
- 特徴: 廃材が出ないため処分費が不要。屋根が二重になるため、断熱性と遮音性が向上する。
第2章|水戸市の費用相場比較(30坪目安)
水戸市のリフォーム市場における平均的な価格比較です。
| 項目 | カバー工法(重ね張り) | 葺き替え(張り替え) |
|---|---|---|
| 費用目安 | 80万円 〜 140万円 | 140万円 〜 240万円 |
| 工期 | 5日 〜 7日 | 7日 〜 14日 |
| 廃材処分費 | ほぼ不要(数万円) | 高額(20万〜50万円) |
| アスベスト対策費 | 不要 | 必要(該当する場合さらに高額) |
| 屋根の重さ | 少し重くなる(約20〜30kg/坪増) | 軽くなる(耐震性UP) |
| 断熱性 | 向上する(二重構造) | 使用する断熱材による |
※費用の差が出る最大の要因 葺き替えが高い理由は、「古い屋根を剥がす手間(人件費)」と「剥がしたゴミを捨てる費用(処分費)」がかかるためです。特にアスベストが含まれていると、処分費だけで30万円以上跳ね上がることがあります。
第3章|水戸市で「カバー工法」が選ばれる理由と注意点
現在、水戸市のリフォーム現場では7割以上がカバー工法を選んでいます。
メリット:冬の寒さ対策になる
水戸の冬は「筑波おろし」で冷え込みます。カバー工法は屋根が二重構造になり、空気の層ができるため、断熱効果が期待できます。さらに断熱材付きの金属屋根(スーパーガルテクトなど)を使えば、2階の寒さが劇的に改善します。
注意点:瓦屋根には施工できない
カバー工法ができるのは、表面が平らな「スレート屋根(コロニアル)」や「金属屋根」のみです。水戸市に多い「日本瓦」や「セメント瓦」のような波打った屋根には施工できません。
第4章|水戸市で「葺き替え」を選ぶべきケース
費用は高くても、葺き替えを選ばなければならない(選んだほうが良い)ケースです。
ケース1:下地が腐っている(雨漏り放置)
屋根の上を歩いた時に「フカフカ」沈む感覚がある場合、下の木材(野地板)が腐っています。腐った木の上に新しい屋根を被せることはできないため、全て剥がして下地から作り直す葺き替えが必要です。
ケース2:地震対策(耐震リフォーム)
茨城県は地震が多い地域です。重い日本瓦(約60kg/㎡)を、軽量なガルバリウム鋼板(約5kg/㎡)に葺き替えることで、屋根の重量を10分の1以下にでき、建物の倒壊リスクを大幅に減らせます。
ケース3:太陽光パネルを載せたい
古い屋根の上にカバー工法をして、さらにパネルを載せると重量過多になる恐れがあります。また、下地が古いままパネルを載せるのは強度的に不安があるため、葺き替えで下地を補強するのが安全です。
第5章|水戸市での屋根改修 成功事例
事例A:アスベスト入りスレートを安く改修(水戸市笠原町・築25年)
- 状況: 築25年のスレート屋根。塗装では持たないと判断されたが、アスベスト含有建材だったため葺き替え見積もりが高額に。
- 選択: カバー工法(アイジー工業・スーパーガルテクト採用)
- 費用: 約110万円
- 結果: アスベストを飛散させずに封じ込めることができ、費用も葺き替えより80万円近く安く済んだ。
事例B:地震に備えて瓦屋根を軽量化(水戸市見川・築40年)
- 状況: 立派な日本瓦の家だが、東日本大震災の時に棟瓦が崩れた経験があり、今後の地震が不安。
- 選択: 葺き替え(日本瓦 →→ ジンカリウム鋼板)
- 費用: 約210万円
- 結果: 屋根が劇的に軽くなり、建物の重心が下がったことで耐震性が向上。見た目は洋風になったが、台風の心配もなくなった。
第6章|専門家のアドバイス:2004年問題と業者選び
屋根板金職人(水戸市) 「ご自宅が2004年(平成16年)以前に建てられている場合、スレート屋根にアスベストが含まれている可能性が非常に高いです。この場合、葺き替えをすると処分費が莫大になるので、基本的にはカバー工法一択です。逆に、瓦屋根の家はカバー工法ができないので、葺き替えか『葺き直し(瓦を一度下ろして下地だけ直す)』になります。」
一級建築士 「見積もりを取る際、『野地板(のじいた)の増し張り』が含まれているか確認してください。カバー工法をする際、古い屋根の上にそのまま釘を打つ業者もいますが、強度が足りず台風で飛ぶリスクがあります。必ず12mm厚以上の合板を重ねてから屋根を張る工法を提案してくれる業者を選びましょう。」
第7章|水戸市で使える補助金制度
屋根改修は金額が大きいため、補助金の活用がカギとなります。
1. 水戸市木造住宅耐震改修等補助金
- 対象: 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅で、耐震診断の結果、補強が必要と判断された場合。
- 内容: 重い瓦屋根を軽い屋根にする工事(屋根の軽量化)は、耐震改修として認められる場合があります。
2. 水戸市安心住宅リフォーム支援補助金
- 対象: 市内業者が施工するリフォーム工事。
- 内容: 屋根の葺き替えやカバー工法も対象になることが多いですが、予算枠が埋まるのが早いため、年度初めの確認が必須です。
第8章|まとめ
水戸市で屋根改修を行う際の決定プロセスまとめです。
- 屋根材を見る:
- 日本瓦・セメント瓦 →→ 「葺き替え」
- スレート・金属屋根 →→ 次へ
- 築年数を見る:
- 2004年以前(アスベストあり) →→ 「カバー工法」推奨
- 2005年以降(アスベストなし) →→ どちらでもOKだがカバー工法が安い
- 劣化状況を見る:
- 雨漏りで下地が腐っている →→ 「葺き替え」必須
屋根は家の寿命を決める最も重要なパーツです。目先の安さだけでなく、「あと何年この家に住むか」を考えて工法を選んでください。まずは地元の屋根専門業者に、屋根裏やドローンでの点検を依頼しましょう。
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