目次
【結論】
ひたちなか市で「スレート屋根の色褪せ補修+再塗装」を行う場合、延床30坪(屋根面積約70〜90㎡)で足場・高圧洗浄・下地補修・3回塗りまで含めて、おおよそ65万〜120万円が目安です。色褪せだけの段階なら「再塗装+棟板金補修」で延命できますが、反り・ひび割れ・素地の露出、屋根裏の雨染みがある場合は、塗装ではなくカバー工法/葺き替えを検討すべき段階です。ひたちなか市特有の「塩害・飛砂」で劣化スピードが早いため、再塗装はラジカル以上の塗料とエポキシ防錆下塗りを基本にし、「今塗装で持たせるか、次回はカバー前提か」を事前に決めておくのが、トータルコストを抑えるコツです。
第1章|ひたちなか市のスレート色褪せ補修&再塗装の相場感
30坪・屋根70〜90㎡の目安(税込)
- スレート屋根 再塗装(足場込み)
- ウレタン:60万〜80万円(耐用7〜10年)※現在は選択肢としてやや少なめ
- シリコン:65万〜95万円(耐用10〜12年)
- ラジカル:75万〜110万円(耐用12〜15年)
- フッ素:90万〜130万円(耐用15〜20年)
- 付帯・下地関係
- 棟板金交換(10〜20m):8万〜25万円
- 雨樋塗装・一部交換:3万〜15万円
- 雪止め補修・交換:3万〜10万円
- 部分補修
- スレート割れ差し替え(10〜30枚程度):3万〜10万円
- コーキング補修(クラック補修):1万〜5万円
ひたちなか市ならではの劣化要因
- 海風・塩害(阿字ヶ浦・平磯・磯崎など海寄り)
- 屋根表面のチョーキング(白い粉)・退色が早い
- 棟板金・ビスのサビ・浮きが出やすい
- 北寄り季節風・飛砂
- 塗膜の微細摩耗、表面ざらつき
- 夏の日射・冬の冷え込み
- 熱膨張・収縮によるヘアクラック・反り
標準工程(再塗装の場合)
- 現地診断(ドローンor屋根上、屋根裏点検)
- 足場+メッシュシート設置
- 高圧洗浄(苔・汚れ除去)
- スレート割れ・反り・棟板金の補修
- エポキシ防錆下塗り(板金部)+屋根用下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 最終検査・写真記録・引渡し
第2章|「再塗装でOKか?工法変更か?」の判断基準
再塗装で延命できる状態
- 色褪せ・チョーキングはあるが…
- 屋根材に大きな割れ・欠け・反りが少ない
- 素地(基材)が露出している部分が局所的
- 屋根裏に雨染みがない、室内に雨漏り跡がない
- 棟板金の固定が効いており、下地貫板も大きく腐っていない
カバー工法/葺き替えを検討すべきサイン
- 屋根表面
- 広範囲に素地が露出、スレートの層がめくれている
- 反り・浮きが多く、塗っても密着が期待できない
- 10〜20年以上メンテなし、チョーキング+苔+割れが同時多発
- 屋根裏・室内
- 小屋裏に雨染み・カビ・木材の変色
- 室内天井に雨染みがある
- 構造・耐震
- 瓦の重さを軽くしたい(葺き替えで耐震性向上を狙うケース)
ざっくり目安
- 築10〜15年:初回塗装検討期(状態良ければ再塗装有力)
- 築20年超:状態によって「最後の塗装」か「カバー/葺き替え」のターニングポイント
- 築25〜30年以上+ノーメンテ:塗装だけで済ませるのはリスク高め
第3章|塗料の選び方(ひたちなか市版)
シリコンが向くケース
- 予算優先・10年程度持てば良い
- 将来、売却や建て替えを視野に入れている
- 海から距離があり、塩害が比較的少ないエリア推奨例
- 日本ペイント「ファインシリコンベスト」
- エスケー化研「クールタイトSi」(遮熱系)
ラジカルが“ひたちなかの標準解”になりやすい理由
- 海側・南面の退色が早く、高耐候が欲しい
- 次回メンテナンスまでの期間をやや長めに取りたい
- コストと耐久性のバランスが良い推奨例
- 日本ペイント「ファインパーフェクトベスト」
- エスケー化研「ヤネフレッシュSiラジカル制御型」
フッ素を選ぶべきケース
- 海近・風当たりが非常に強い
- 足場をできるだけ少ない回数にしたい(長期コスパ重視)
- 外壁もフッ素/無機で揃えている推奨例
- 日本ペイント「ファイン4Fベスト」
- 関西ペイント「アレスクールフッ素(遮熱)」など
板金・金属部の必須ポイント
- エポキシ系防錆プライマーを下塗りに採用
- ビスはSUS(ステンレス)または高耐食タイプを指定
- 棟板金は可能な限り交換+貫板は木→樹脂へ変更できるとベスト
第4章|ひたちなか市での具体的な施工事例
事例A|東石川・築18年・スレート屋根・30坪・再塗装
- 施工:2024年10月
- 状況:
- 色褪せ・チョーキングあり、割れは数枚のみ
- 雨漏り・屋根裏の雨染みなし
- 工事内容:
- 足場+メッシュ設置
- 高圧洗浄+一部スレート差し替え
- 棟板金ビス増し打ち+防錆下塗り
- 日本ペイント「ファインパーフェクトベスト」下塗り1回+中・上塗り
- 費用:92万円(税込)
- 効果:
- 雨染みゼロのまま、美観・防水性を回復
- 遮熱色を選択し、2階の夏場室温が体感でやや低下
事例B|勝田本町・築25年・スレート屋根・32坪・“最後の塗装”プラン
- 施工:2023年9月
- 状況:
- 退色・苔、割れ多数だが雨漏りなし
- 次回はカバー工法前提で10年程度持たせたい
- 工事内容:
- 棟板金交換+貫板樹脂化
- スレート割れ差し替え・クラック補修
- 関西ペイント「アレスクールフッ素」遮熱フッ素で3回塗り
- 費用:118万円(税込)
- 効果:
- 遮熱・高耐候のフッ素でメンテサイクル延伸
- 将来のカバー工法のための“下地整え”として位置づけ
事例C|阿字ヶ浦・築20年・別荘スレート屋根・28坪・再塗装+一部板金交換
- 施工:2024年7月
- 状況:
- 海風側の色褪せ・サビ進行、雨漏りはなし
- 工事内容:
- 棟板金全面交換+SUSビス
- 金属部エポキシ防錆下塗り
- エスケー化研「クールタイトSi」遮熱シリコンで3回塗り
- 費用:108万円(税込)
- 効果:
- 海側のサビ進行が抑制され、別荘管理が楽に
- 夏の屋内温度が若干マイルドになり、エアコンの効きが改善
第5章|専門家コメント
一級建築士・既存住宅状況調査技術者
- 「“色褪せ=即吹き替え”ではありませんが、“塗装で持たせられる期間かどうか”の見極めが重要です。ひたちなか市では塩害と飛砂の影響で、棟板金のサビ・浮きが多いので、塗装前に必ず屋根裏を含めて調査することをおすすめします。」
一級建築施工管理技士(屋根・外装担当)
- 「見積を見る際は『屋根材のグレード』よりも、『下地補修・防錆・棟板金処理の具体度』を重視してください。製品名と塗布量(ml/㎡)、棟板金の交換範囲、ルーフィングやビスの種類まで書いてある見積は安心度が高いです。」
第6章|見積書の読み方(実務チェックリスト)
- 工事範囲
- 屋根のみか、付帯(樋・破風・板金)を含むか
- 製品名・塗料グレード
- 例:日本ペイント「ファインパーフェクトベスト」など
- 塗布量・回数
- 下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回、規定塗布量と缶数
- 下地補修の内容
- スレート差し替え枚数、クラック補修方法
- 棟板金の交換or増し締め、貫板の材質(木 or 樹脂)
- 防錆処理
- 板金部のエポキシ防錆下塗りの有無
- 足場・養生
- 足場㎡単価、メッシュの有無、高所・狭小加算
- 廃材処分
- 差し替えスレート・金属廃材の処分費有無
- 保証
- 施工保証◯年、雨漏り保証の範囲
- 塗料メーカー保証の有無と条件
- 記録
- 工程毎の写真(洗浄・下地・下塗・中塗・上塗り)の提出有無
第7章|スケジュールとベストシーズン
目安スケジュール
- 現地調査〜見積:1〜5日
- 色・仕様決定〜契約:3〜10日
- 工期:5〜10日(屋根塗装単独)、外壁同時なら+5〜10日
- 雨天順延:1〜5日分程度は見込む
ベストシーズン
- 3〜6月、10〜11月
- 気温・湿度が安定し、乾燥時間を守りやすい
- 梅雨・台風期
- 下地含水率(概ね12〜15%以下)を確認
- 雨天時の作業中止・順延条件を契約前に明文化
第8章|費用を抑えつつ“損しない”ためのポイント
コスト最適化
- 地元3社へ「同じ塗料・同じ工程」で相見積
- 外壁塗装・樋交換と同時施工で足場共用(−8万〜15万円程度)
- 迷うなら「ラジカル+板金しっかり」で長期コスパを狙う
- 重度劣化なら無理に塗装せず、次回カバー工法/葺き替えを諦めない設計に
補助・支援の可能性
- 国の省エネキャンペーン(遮熱塗装単体では対象外の年も。窓・断熱と併用で対象になることあり)
- ひたちなか市・茨城県の空き家利活用や耐震関連制度
- 屋根軽量化・耐震工事とセットの場合、補助対象になりうる
申請の注意点
- 原則、着工前申請
- 見積書・仕様書・施工前写真などの提出が必要
- 最新情報はひたちなか市役所・茨城県公式サイトで要確認
第9章|よくある落とし穴と回避策
- 「色褪せだけだから塗ればOK」と決めつける
- 回避:屋根裏の雨染み・木部腐朽を必ず確認する
- 棟板金・貫板をそのままにして塗装だけ
- 回避:最低限、棟板金の状態と貫板交換の可否を見積に明記
- 極端に安い見積(50万円台など)
- 回避:塗布量不足・下地補修不足の可能性。仕様・缶数・工程写真を確認
- 遮熱塗料を選んだのに「思ったほど効果がない」
- 回避:断熱・通風・窓対策もセットで考える。期待値を営業と共有
- 色選びの失敗
- 回避:A4程度の色板を屋外で確認、濃色は熱を持ちやすいことを理解
第10章|FAQ
Q1. 色褪せているだけなら、今すぐ塗り替えた方がいいですか?
- A. チョーキングが出始めた段階での塗装が、最もコスパが良いタイミングです。素地露出・割れが増える前に検討を。
Q2. 30坪で70万円と言われました。安すぎますか?
- A. 足場込みで70万円前後は「安めのライン」です。塗料グレード・缶数・下地補修・棟板金処理の内容を必ず確認してください。
Q3. 海沿いですが、屋根塗装でどれくらい持ちますか?
- A. 立地と風向きによりますが、ラジカルで10〜13年、フッ素で12〜18年程度が一つの目安です(塩害が強い面は短くなりがちです)。
Q4. 屋根塗装と外壁塗装は同時が良いですか?
- A. 足場共用でコストメリットが大きいため、可能なら同時施工がおすすめです。
Q5. 再塗装の前に、必ずやるべき調査は?
- A. 屋根上の目視・打診、屋根裏の雨染み確認、棟板金の浮き・ビスの状態確認です。写真付き報告を依頼しましょう。
第11章|今日やることチェックリスト
- 自宅の築年数・過去の屋根メンテ(有無・時期)を確認
- 地上からスレート屋根を見て、色褪せ・苔・割れをチェック
- ひたちなか市内の業者3社へ「屋根点検+写真付き報告」を依頼
- 見積の「塗料名・塗布量・下地補修・棟板金処理・保証」を赤ペンチェック
- 外壁塗装や樋交換を近々考えているかどうか整理(足場共用の検討)
- 市・県の補助制度に該当しないか、着工前に窓口で確認
お問い合わせ先
屋根・外壁・リフォームのことならお気軽にご相談ください。
会社名:株式会社住宅サービス
代表取締役:岩本 忠男
所在地:〒312-0042 茨城県ひたちなか市東大島1-17-6
TEL:
- 代表:029-272-2877
- リフォーム専用:0120-03-5517
- 不動産専用:0120-20-5680
許可番号:
- 一般建設業許可 茨城県知事許可(般-03)第37470号
- 宅地建物取引業 茨城県知事(2)第7362号
公式サイト:👉 https://tokyoroof.com/




