【結論】
ひたちなか市で屋根の「耐熱性強化工事(遮熱塗装+断熱改修)」を行う場合、延床30坪・屋根70〜90㎡クラスで、
- 屋根遮熱塗装のみ:65万〜120万円
- 遮熱塗装+屋根断熱(天井裏 or カバー工法併用):120万〜260万円
が目安です。阿字ヶ浦・平磯・磯崎など海風と強い日射を受けやすいエリアでは、「遮熱塗装だけ」で劇的な温度低下を期待するよりも、屋根材+下地+天井裏断熱まで“セット”で考える方が現実的。
見積は「遮熱塗料の製品名・塗布量」「断熱材の厚み・性能(λ値、熱抵抗)」「工事範囲(屋根全面か一部か)」「期待できる温度低下の根拠(実測 or 参考データ)」まで確認し、必ず地元3社で同一仕様の相見積を取ることが、費用対効果を最大化する近道です。
第1章|ひたちなか市の屋根耐熱性強化工事“基本ルールと相場感”
30坪(屋根70〜90㎡)の税込目安
- 屋根遮熱塗装
- シリコン系遮熱:65万〜95万円(耐用10〜12年)
- ラジカル系遮熱:75万〜110万円(耐用12〜15年)
- フッ素系遮熱:90万〜130万円(耐用15〜20年)
- 天井裏(屋根裏)断熱強化
- 天井裏グラスウール増し敷き(100〜120㎡):25万〜60万円
- 吹き込みセルロースファイバー:40万〜80万円
- 屋根カバー工法+遮熱・断熱一体
- ガルバカバー(断熱材付)のみ:110万〜220万円
- +天井裏断熱補強セット:150万〜260万円
ひたちなか市の気候と“暑さの原因”
- 強い日射+海風
- 屋根表面温度が60〜70℃級になる日もあり、特に2階が暑くなりやすい
- 北寄りの季節風・飛砂
- 屋根材・塗膜の摩耗で遮熱性能が落ちやすい
- 平坦地+断熱不足の既存住宅
- 天井裏の断熱が薄い昭和〜平成初期の家ほど、2階の熱こもりが強い
標準工程(遮熱塗装の場合)
- 現地診断(屋根材・劣化度・小屋裏状態)
- 足場+メッシュシート設置
- 高圧洗浄(苔・粉じん除去)
- 下地補修(割れ補修・棟板金補修・防錆)
- 遮熱対応の下塗り
- 遮熱中塗り
- 遮熱上塗り
- 仕上げ・最終検査・写真記録
標準工程(天井裏断熱強化)
- 小屋裏点検口から調査(既存断熱材の有無・厚み・状態)
- 既存断熱材の補修・清掃
- 新規断熱材の敷き込み or 吹き込み
- 配線・照明まわりの防火・安全確認
第2章|遮熱塗装か?断熱か?“どこから手をつけるか”の判断基準
遮熱塗装が向いているケース
- 屋根材は健全で、色褪せ・チョーキング・軽微な劣化のみ
- 2階が暑いが、屋根の寿命自体はまだ塗装で延命可能
- 既に一定の天井断熱は入っている(平成以降の住宅など)
- 外壁塗装と同時に足場を組むタイミング
断熱工事が向いているケース
- 築30年前後で、天井裏断熱が薄い or ほぼ無い
- 1階も暑い・冬も寒いなど、全体的な“外皮性能”が弱い
- 将来的に太陽光発電や屋根カバーも視野に入れている
- 内部の快適性を根本的に改善したい
両方セットで検討すべきケース
- 築20年以上ノーメンテ+スレート屋根+天井断熱薄め
- 海近で屋根の劣化も進んでいる
- 熱対策と同時に屋根寿命も伸ばしたい(カバー+遮熱+断熱)
ざっくり優先順位
- 屋根の防水・劣化(雨漏り)対策
- 天井裏断熱(熱の通り道を断つ)
- 遮熱塗装(表面温度を下げる)
「雨漏り」や「スレートの劣化」がある場合は、遮熱塗装単独よりも、先にカバー工法や葺き替えで防水と構造を優先すべきです。
第3章|遮熱塗料と断熱材の選び方(ひたちなか市向け)
屋根用遮熱塗料のポイント
- 遮熱塗料でも「塗膜の耐久性」が重要
→ すぐ劣化すれば遮熱性能も落ちるので、ラジカル以上が現実的 - 濃色よりも淡色の方が効果大
- 期待できる効果:屋根表面温度−10〜−20℃、室内天井面で−1〜−3℃程度が多い
推奨例(代表的な製品)
- 日本ペイント「サーモアイシリーズ」
- エスケー化研「クールタイトシリーズ」
- 関西ペイント「アレスクールシリーズ」
断熱材(天井裏)の選択肢
- グラスウール(16K〜24K・100〜200mm)
- コスパ良、施工性高い
- 吹き込みセルロースファイバー
- 既存天井裏の隙間を埋めやすく、遮音にも寄与
- 断熱性能(例)
- 熱伝導率 λ(ワット/m・K)が小さいほど性能が高い
- 熱抵抗 R=厚み÷熱伝導率(m²K/W)で評価
ひたちなか市で押さえたいポイント
- 海近は遮熱塗料でも「防錆下地+SUSビス+棟板金処理」がセット
- 飛砂エリアは塗膜強度と上塗りグレードを重視
第4章|ひたちなか市の具体的な施工事例
事例A|東石川・築20年スレート屋根・30坪|遮熱塗装のみ
- 施工:2024年6月
- 状況:
- 屋根表面の退色・チョーキング、苔少々
- 雨漏りなし、天井裏断熱は100mm程度あり
- 内容:
- 高圧洗浄+スレート割れ補修
- 棟板金ビス増し締め+エポキシ防錆下塗り
- エスケー化研「クールタイトSi」3回塗り(下塗+中・上)
- 費用:88万円(税込・足場込み)
- 効果:
- 夏場2階天井面で−1.5〜2.0℃程度の低下(サーモグラフィと温度計で計測)
- エアコンの効きが体感で良くなったと居住者コメント
事例B|勝田本町・築30年木造・32坪|遮熱塗装+天井裏断熱強化
- 施工:2023年8月
- 状況:
- 天井裏断熱が薄く(50mm程度)、2階が非常に暑い
- 屋根は色褪せと軽微な割れのみ、雨漏りなし
- 内容:
- 日本ペイント「サーモアイSi」で屋根遮熱塗装
- 天井裏にグラスウール16K×100mm増し敷き(合計150mm程度に)
- 費用:屋根遮熱塗装96万円+断熱工事38万円=計134万円
- 効果:
- 真夏の2階室温ピークが約−3℃(窓・生活条件同等で比較)
- エアコンの設定温度を1〜2℃上げても快適と回答
事例C|阿字ヶ浦・築25年別荘・28坪|屋根カバー+遮熱断熱セット
- 施工:2024年7月
- 状況:
- 海沿いで屋根スレートの劣化強、棟板金サビあり
- 別荘利用で、夏場だけ特に暑さが気になる
- 内容:
- ニチハ「横暖ルーフ プレミアムSGL(断熱材付)」でカバー工法
- 内側に遮熱ルーフィング+天井裏断熱軽度補強
- 費用:カバー工法+断熱で218万円(税込・足場・樋一部交換含む)
- 効果:
- 屋根表面温度−15〜−20℃(既存スレート比較)
- 室内はピーク時で−3〜4℃程度、別荘滞在時の負担が大きく軽減
第5章|専門家コメント
一級建築士・既存住宅状況調査技術者
- 「遮熱塗装だけで“エアコンいらず”になるわけではありませんが、『屋根表面温度を下げる+天井裏で熱を止める』組み合わせなら、確実に体感の改善が見込めます。ひたちなか市では塩害もあるので、遮熱性能と同じくらい“塗膜耐久性と防錆処理”を重視してください。」
一級建築施工管理技士(屋根・断熱)
- 「見積では、『遮熱塗料の製品名・塗布量』『断熱材の厚みと性能』『どこまでの範囲を施工するか』が明記されているかがポイント。『どのくらい温度が下がりますか?』という質問に、データや過去実績で答えられる会社は信頼できます。」
第6章|見積書の読み方(実務チェックリスト)
遮熱塗装部分
- 製品名・グレード
- 例:エスケー化研 クールタイトSi/日本ペイント サーモアイSi など
- 塗布量・工程
- 下塗り1回+中塗り1回+上塗り1回
- 屋根面積(㎡)と缶数、規定ml/㎡
- 下地補修
- スレート割れ補修枚数、棟板金交換 or ビス増し締め、貫板の材質
断熱工事部分
- 断熱材の種類・厚み・性能
- 例:グラスウール16K 100mm、セルロースファイバー〇〇㎜ など
- 施工範囲
- 天井裏全面か、一部のみか(㎡表記)
- 付帯
- 点検口の増設、既存断熱材の撤去or活かすか
共通チェック
- 足場・養生の㎡単価と合計金額
- 産廃処分(古い断熱材・板金など)の費用
- 施工保証(遮熱塗装◯年/断熱材は施工不良◯年など)
- 工程写真提出(洗浄・下地補修・各塗り・断熱施工)の有無
第7章|スケジュールとベストシーズン
目安スケジュール
- 現地調査〜見積:1〜7日
- 仕様・色決め〜契約:3〜10日
- 工期:
- 屋根遮熱塗装のみ:5〜10日
- +天井裏断熱:+1〜3日
- カバー工法+遮熱断熱:10〜18日
- 雨天順延:数日〜1週間程度を想定
ベストシーズン
- 3〜6月、10〜11月
- 気温・湿度が安定し、塗膜の乾燥条件が良い
- 梅雨・台風時期
- 下地含水率(12〜15%以下を目安)の確認
- 雨天時作業をしないルールと順延条件を契約書に明記
第8章|費用最適化と補助制度(2025年時点の考え方)
コスト最適化
- 外壁塗装・屋根工事・断熱を同時期にまとめ、足場を1回で済ませる
- 遮熱塗装はラジカル系を“標準”とし、フッ素は高塩害エリアや長期重視に限定
- 断熱は「天井裏から先に」行い、床・壁は次のフェーズに回して段階投資
補助制度の可能性
- ひたちなか市・茨城県
- 空き家利活用・耐震・省エネ関連で、断熱改修・屋根軽量化が対象になる年度あり
- 国の省エネ・断熱推進事業
- 窓・断熱材・高効率設備を組み合わせることで対象になることが多い
申請のコツ
- 原則「着工前申請」
- 見積書・仕様書・図面・施工前写真・所有者確認書類を用意
- 最新情報は、ひたちなか市役所・茨城県・国の公式サイトで確認
第9章|よくある落とし穴と回避策
- 「遮熱塗料だけ塗れば劇的に涼しくなる」と期待しすぎる
- 回避:室内温度低下は−1〜3℃程度が現実的と理解する
- 屋根の防水・劣化を無視して遮熱だけ行う
- 回避:雨漏り・下地腐朽の有無を先に診断。必要ならカバーや葺き替えを優先
- 極端に安い遮熱塗装見積
- 回避:塗布量・下塗りの有無・板金補修の内容を必ず確認
- 断熱材の性能や厚みがあいまいな見積
- 回避:種類・厚さ・熱伝導率(λ)・施工範囲を具体的に書いてもらう
- 外壁や窓を放置して屋根だけで何とかしようとする
- 回避:屋根+天井断熱+窓対策をセットで計画(予算の範囲で優先順位をつける)
第10章|FAQ
Q1. 遮熱塗装だけで、エアコンいらずになりますか?
- A. そこまでの効果は一般的には期待できませんが、2階のピーク温度を−1〜3℃程度下げることで、エアコンの効きや電気代の削減には寄与します。
Q2. 遮熱塗料は普通の塗料よりどのくらい高いですか?
- A. 同ランクの非遮熱品に比べて、概ね1〜2割程度高くなるケースが多いです(製品・グレードによる)。
Q3. 遮熱塗装と断熱工事、どちらを先にやるべき?
- A. 雨漏りがなければ「天井裏断熱→屋根遮熱」の順が理想です。屋根が寿命に近い場合はカバー工法と同時に断熱も検討します。
Q4. 30坪で遮熱塗装+断熱で150万円は高いですか?
- A. 遮熱塗装100万前後+断熱40〜60万円なら、仕様次第で妥当なレンジです。断熱材の厚み・種類・施工範囲を確認しましょう。
Q5. 海沿いですが、遮熱塗料は剥がれやすくありませんか?
- A. 下地処理(洗浄・ケレン)と防錆下塗りを適切に行い、上位グレードを選べば、通常エリアと大きく変わらない耐久性が期待できます。
第11章|今日やることチェックリスト
- 自宅の「築年数・屋根材・過去の塗装歴」を確認
- 2階と1階の温度差や、特に暑い部屋(方角・時間帯)をメモ
- ひたちなか市内のリフォーム会社3社に「屋根診断+天井裏断熱診断」を依頼
- 見積の「遮熱塗料の製品名・塗布量・下地補修」「断熱材の種類・厚み・施工範囲」「保証内容」を赤ペンチェック
- 外壁塗装や窓リフォームの予定があれば、同時または段階計画を相談
- 市・県・国の省エネ・断熱系補助制度が使えないか、着工前に確認
お問い合わせ先
屋根・外壁・リフォームのことならお気軽にご相談ください。
会社名:株式会社住宅サービス
代表取締役:岩本 忠男
所在地:〒312-0042 茨城県ひたちなか市東大島1-17-6
TEL:
- 代表:029-272-2877
- リフォーム専用:0120-03-5517
- 不動産専用:0120-20-5680
許可番号:
- 一般建設業許可 茨城県知事許可(般-03)第37470号
- 宅地建物取引業 茨城県知事(2)第7362号
公式サイト:👉 https://tokyoroof.com/




