【結論】
ひたちなか市で屋根の老朽化対策を行う費用目安は、軽微な修理が1.5万〜25万円、部分的な下地補強や役物交換が20万〜80万円、屋根全体の延命を目的とした塗装が55万〜150万円、寿命リセットを狙うカバー工法が80万〜180万円、構造から刷新する葺き替えが120万〜260万円(屋根80〜120㎡・税込)が基準です。
「老朽化対策=ちょっと直す」ではなく、「あと何年使うか」「耐震・耐風・塩害への備えをどこまでやるか」で“修理・延命(塗装+部分補強)・葺き替え”のどれを選ぶかが変わります。ひたちなか特有の海風・強風・飛砂を考えると、老朽化対策の要は「改質アスルーフィング」「野地合板t12増し張り」「棟=樹脂貫板+SUSビス」「谷・雨押え=SUS役物」「金属はエポキシ防錆」の5点をどこまで組み込むかです。
第1章|ひたちなか市の屋根老朽化“基本ルールと相場感”
相場(屋根80〜120㎡・2025年時点・税込)
- 応急・小修理
- ブルーシート・一時シール:1.5万〜6万円
- 棟板金ビス増し・端部シール:1.5万〜5万円
- スレート差し替え(10〜20枚):3万〜10万円
- 瓦の差し戻し・漆喰一部補修:1.5万〜8万円
- 老朽ポイントの部分対策
- 谷板金SUS交換(1スパン):8万〜20万円
- 雨押え・水切り交換:3万〜12万円
- 野地t12増し張り+改質アスルーフィング再施工(10〜30㎡):20万〜80万円
- 屋根全体の延命(表層リフォーム)
- 屋根塗装(スレート/金属・下地補修+3回塗り)
- シリコン:55万〜95万円(耐用8〜12年)
- ラジカル:65万〜110万円(10〜14年)
- フッ素:85万〜130万円(13〜18年)
- 無機:95万〜150万円(15〜22年)
- 屋根塗装(スレート/金属・下地補修+3回塗り)
- 全面更新(寿命リセット)
- カバー工法(既存上にSGL金属):80万〜180万円(耐用15〜25年)
- 葺き替え(既存撤去→SGL/新規スレート/軽量瓦):120万〜260万円(耐用20〜30年)
ひたちなかの気候特性(老朽化を早めやすい要因)
- 沿岸(阿字ヶ浦・平磯・磯崎):塩害で金属腐食・棟板金・谷板金の寿命が短い
- 北寄り季節風・飛砂:棟板金の釘抜け・塗膜摩耗、南面の退色加速
- ゲリラ豪雨・台風:谷・壁際・天窓など取り合い部からの浸水リスク
老朽化対策の優先順
- 雨仕舞い(谷・壁際・天窓・棟端)
- 下地(野地板・ルーフィング)
- 固定(棟・役物・ビス)
- 表層(塗装/新規屋根材)
第2章|「修理・塗装・葺き替え」の違いと選び方
修理(小規模補修)
- 目的:局所の不具合を止める(応急〜1サイクル持たせる)
- 適した状況
- 割れ・ズレ・棟の浮きなど、症状が一部に限られている
- 雨漏りも局所・下地腐朽は軽微
- メリット:費用が最小、工期0.5〜3日
- デメリット:屋根全体の寿命は大きく延びない
塗装+部分補強(老朽化対策としての“延命”)
- 目的:既存屋根の寿命を8〜22年延ばす
- 適した状況
- 雨漏りなし/下地健全、塗膜劣化・チョーキング・軽度の割れ
- 金属屋根の錆が表層レベル
- 要点:
- スレート:タスペーサー(縁切り)必須
- 金属:ケレンST-3→エポキシ防錆→上位塗料
- 合わせて棟交換(樹脂+SUS)や谷SUS交換を同時にやると効果大
カバー工法(上から重ねて全面改修)
- 目的:老朽化した表層+ある程度の下地問題を一気にリセット
- 適した状況
- 広範な劣化(割れ・反り・錆)があるが、野地は概ね健全
- アスベスト含有スレートで撤去を避けたい
- メリット:廃材・工期を抑えつつ耐久15〜25年
- デメリット:長期雨漏り・野地腐朽があると不向き
葺き替え(全部剥がしてスケルトンリフォーム)
- 目的:構造から寿命をリセットし、耐震・耐風も強化
- 適した状況
- 長期雨漏り、小屋裏に広範な水跡、野地の腐朽・歪みあり
- 瓦から軽量金属へ変えて耐震性も上げたい
- メリット:防水・耐震・耐風の“根本対策”
- デメリット:費用・工期は最大(5〜10日)
第3章|老朽化症状別の対策早見表
- 表面だけの劣化(退色・チョーキング・軽度コケ) → 塗装+棟ビス増し/小修繕(55万〜110万円)
- 割れが点在・棟浮き・谷錆び → 小修理+谷SUS交換+部分ルーフィング補強(20万〜80万円)
そのうえで塗装かカバーを選択 - 天井シミ・小屋裏の水跡あり → 部分下地更新(20万〜80万円) or 葺き替え(120万〜260万円)
- 広範囲劣化・築30年以上・屋根形状も古い → カバー工法(80万〜180万円) or 葺き替え(120万〜260万円)
第4章|ひたちなか仕様で押さえたい“5つの老朽化対策”
- 改質アスルーフィング
- 田島「PカラーEX+」など高耐久品を指名
- 緩勾配・風当たり面は粘着層付きや二重張り
- 野地合板t12増し張り
- 腐朽部を交換+既存荒野地の上にt12構造用合板を追加
- 棟=樹脂貫板+SUSビス
- ピッチ@150〜200mm、木貫板・釘仕様からの更新
- 谷・雨押え=SUS役物+水返し形状
- 二次防水テープとセットで逆流・吹き上げを防止
- 金属部はエポキシ防錆下塗り+上位塗料
- 特に海側面はフッ素・無機系で再錆サイクルを延長
第5章|ひたちなか市の老朽化対策・工事実例
事例A|勝田本町・スレート100㎡・老朽塗膜+棟浮き
- 施工:2024年10月
- 工事内容:
- 高圧洗浄→スレート割れ補修→タスペーサー挿入
- 日本ペイント「パーフェクトベスト」3工程
- 棟板金全交換(樹脂貫板+SUSビス@150mm)
- 費用:82万円
- 効果:退色・チョーキング抑制、強風時のバタつき解消
- 保証:施工5年
事例B|東石川・谷腐食+野地腐朽20㎡・部分改修
- 施工:2024年9月
- 工事内容:
- 谷周辺野地t12増し張り(約20㎡)
- 改質アスルーフィング(PカラーEX+)再施工
- 谷板金SUS304へ交換、水返し形状是正
- 費用:98万円(足場共用)
- 効果:暴風雨でも雨漏りゼロ、排水性が安定
- 保証:施工5年
事例C|阿字ヶ浦・瓦屋根老朽化→SGL立平葺き替え120㎡
- 施工:2024年7月
- 工事内容:
- 瓦・土撤去→野地t12全面増し張り→改質アス
- SGL立平0.4mm葺き、棟樹脂貫板+SUS、谷・雨押えSUS
- 棟換気新設(通気改善)
- 費用:218万円
- 効果:屋根重量約−6tで耐震性UP、塩害に強く、強風でも安定
- 保証:施工5年/材料10年
第6章|専門家コメント
一級建築士(既存住宅状況調査技術者)
- 「“老朽化対策”というと塗装だけを連想しがちですが、屋根の寿命は二次防水と下地・棟・谷の納まりで決まります。ひたちなかのような塩害・強風地域では、改質アス・樹脂貫板+SUS・SUS谷をセットで考えることが重要です。」
一級建築施工管理技士
- 「梅雨・台風期の全面改修は、含水率(12〜15%以下)と可使時間の管理がポイントです。点検・解体→含水測定→下地補強→ルーフィング→屋根材…各工程の写真と材料ラベル、ビスピッチ記録まで台帳で出せる会社なら、長期の仕上がりが安定します。」
第7章|見積書の読み方(実務チェックリスト)
- 製品名・等級・板厚
- ルーフィング:改質アス(製品名・m²数量)
- 屋根材:SGL0.35〜0.4mm、新規スレート銘柄、塗料名・グレード
- 下地更新量
- 野地合板t12増し張りm²、腐朽交換m
- 役物・固定
- 棟延長m、樹脂貫板の長さ、SUSビス長さ/ピッチ
- 谷・雨押え・ケラバ・棟換気の数量と材質(SUS/アルミ)
- 塗装の場合
- ケレン等級、下塗・中塗・上塗の塗布量(ml/㎡)・缶数
- スレート時のタスペーサー数量
- 足場・養生・産廃
- 足場m²・単価、撤去・処分費、マニフェストの有無
- 追加単価表
- 下地不良・急勾配・役物追加・天窓処理などの単価
- 保証・提出物
- 施工保証年数(雨漏り・赤錆・付着不良)、材料保証
- 工程写真・含水率・散水/通水試験・材料ラベルの台帳提出有無
第8章|FAQ
Q1. 老朽化対策として、まず何からやるべき?
A. 雨漏りや天井シミがあれば、最優先で「谷・壁際・棟端+小屋裏」の診断と部分下地補強。そのうえで塗装やカバーを検討するのが順番です。
Q2. 塗装だけでどれくらい寿命が延びる?
A. 下地健全であれば、ラジカル塗料で10〜14年、フッ素で13〜18年、無機で15〜22年程度が目安です(立地・施工品質で変動)。
Q3. カバーと葺き替え、どっちが老朽化対策としておすすめ?
A. 下地健全ならカバーがコスパ良。長期雨漏り・野地腐朽・歪みがある場合は葺き替え一択です。
Q4. 海沿いで特に必要な仕様は?
A. SGL屋根材、SUS役物・SUSビス、改質アスルーフィング、エポキシ防錆。加えて年1回の洗浄・点検を計画に入れておくと安心です。
Q5. 保険(風災・雹災)は老朽化対策に使える?
A. 老朽化そのものは対象外ですが、台風・雹など突発的な損傷は対象になることがあります。被害写真と見積を持って保険会社に相談してください。
第9章|今日やることチェックリスト
- 屋根外観(棟・谷・壁際・天窓)と室内天井シミを写真で記録
- 屋根面積・勾配・形状・築年・海からの距離をメモ
- 「あと何年住むか」「いつまでに直したいか」「予算上限」を家族で共有
- 地元3社に“同一仕様”で見積依頼(改質アス・野地t12・棟樹脂化+SUS・SUS谷・塗布量/板厚・写真台帳提出を条件に)
- 見積の「製品名・等級/板厚・数量・固定ピッチ・下地更新量・保証・提出物」を赤ペンチェックし、総額だけでなく“年あたりコスト”で比較する
お問い合わせ先
屋根・外壁・リフォームのことならお気軽にご相談ください。
会社名:株式会社住宅サービス
代表取締役:岩本 忠男
所在地:〒312-0042 茨城県ひたちなか市東大島1-17-6
TEL:
- 代表:029-272-2877
- リフォーム専用:0120-03-5517
- 不動産専用:0120-20-5680
許可番号:
- 一般建設業許可 茨城県知事許可(般-03)第37470号
- 宅地建物取引業 茨城県知事(2)第7362号
公式サイト:👉 https://tokyoroof.com/




