目次
【結論】
ひたちなか市で【屋根の耐震補強】を行う場合、30坪前後(木造2階建て・延床80㎡前後)の戸建てなら、
- 小屋裏の金物補強・火打ち梁追加などの「部分補強」:20万〜60万円
- 屋根の軽量化(瓦→金属屋根)+小屋組全体の金物補強:150万〜300万円
- 耐震診断〜屋根+壁を含めた本格的な耐震改修:200万〜500万円前後
が目安です。
東日本大震災を経験したひたちなか市では、「重い瓦屋根の軽量化(ガルバ等へ葺き替え)+小屋裏の金物補強+火打ち梁強化」が耐震性向上に効果的。見積では【補強範囲(どの梁・柱・小屋組か)・金物の種類・ボルト径・屋根材の変更内容・構造計算や耐震診断の有無】を明記してもらい、一級建築士・施工管理技士が関わる会社を選ぶことが重要です。
第1章|ひたちなか市の屋根耐震補強“基本ルールと費用の目安”
木造2階建て・30坪クラスを想定した税込相場
部分的な屋根耐震補強(屋根はそのまま)
- 小屋裏の金物補強(筋かいプレート・羽子板ボルト増設など)
20万〜50万円 - 火打ち梁の追加・補強(2階床・小屋組のねじれ防止)
10万〜30万円 - 野地板の補強(構造用合板増し貼り・30〜50㎡程度)
20万〜40万円 - 棟まわり・袖壁の補強(強風・地震同時対策)
10万〜30万円
屋根軽量化+構造補強セット
- 瓦→ガルバリウム鋼板など軽量金属屋根に葺き替え
150万〜300万円
(瓦撤去・野地板補修・ルーフィング・ガルバ屋根・足場込み) - 上記に小屋裏金物補強・火打ち梁追加をセット
+20万〜80万円
耐震診断・構造設計
- 簡易耐震診断(図面+現地調査)
3万〜10万円 - 詳細耐震診断・構造計算(補強計画付き)
10万〜40万円
ひたちなか市で屋根耐震補強を考える背景
- 東日本大震災時の瓦落下・棟崩れ・小屋組損傷の事例
- 海風・塩害で金物・ボルト・釘がサビやすく、接合部耐力低下の懸念
- 北寄り季節風・台風で屋根・棟板金に負荷がかかる
基本ルール
- 屋根だけでなく「屋根+壁+基礎」のバランスを見る
- まず現状の耐震力(簡易診断)を把握し、「どこをどれだけ補強するとどう変わるか」を数値で確認する
- 「軽量化だけ」「金物だけ」ではなく、建物全体のバランスを重視
第2章|代表的な屋根耐震補強工法(何をどう強くするのか)
- 小屋裏の金物補強
- 目的
小屋組(母屋・束・梁など)の接合部を強化し、地震時の揺れで外れたり変形しにくくする - 主な内容
- 羽子板ボルト増設・締め直し
- 筋かいプレート・かすがいの追加
- 必要に応じてホールダウン金物増設
- 特徴
屋根を剥がさず、小屋裏からの作業が中心 → コスパ良い
- 火打ち梁の追加・補強
- 目的
屋根や2階床の「ねじれ・ゆがみ」を抑える - 主な内容
- 小屋組の四隅などに斜め材(火打ち)を新設し、金物で固定
- 既存火打ち梁が傷んでいれば補強・交換
- 特徴
大きな地震や強風でも建物の直角がくずれにくくなる
- 野地板(屋根面)の補強
- 目的
屋根面を一体化させ、面として地震力を受けられるようにする - 主な内容
- 既存野地板の上に構造用合板を増し貼り(厚さ9〜12mmなど)
- 釘ピッチ・長さを構造仕様に合わせて施工
- 特徴
屋根面の剛性が上がり、ねじれや局部的な変形を抑制
- 屋根の軽量化(瓦→金属屋根)
- 目的
建物上部の重量を大きく減らし、地震時の倒壊リスクを低減 - 主な内容
- 瓦・土・桟木撤去
- 野地板補修+構造用合板増し貼り
- 改質アスファルトルーフィング
- ガルバリウム鋼板など軽量屋根材で葺き替え
- 特徴
耐震性だけでなく、防水性・メンテ性も同時に向上
- 棟・破風・袖壁の補強(耐風+耐震)
- 目的
地震+強風時の棟崩れ・破風の脱落・袖壁のゆれを抑える - 主な内容
- 棟木と小屋組の緊結強化
- 棟板金下地を樹脂貫板に交換+SUSビス固定
- 袖壁・破風の固定金物増設
第3章|パターン別・費用イメージと向いている家
パターンA:小屋裏金物+火打ち梁の「部分補強」
(20万〜60万円)
- 内容
- 小屋裏の羽子板ボルト・筋かいプレート追加
- 火打ち梁数カ所新設
- サビた金物・ボルトの交換
- 向く家
- 屋根材はそのまま活用予定
- 築20〜30年の在来木造、耐震性を少しでも上げたい
パターンB:屋根軽量化+小屋組補強の「屋根集中耐震」
(150万〜300万円)
- 内容
- 瓦→ガルバなどへの葺き替え(屋根軽量化)
- 構造用合板増し貼り+小屋裏金物補強+火打ち梁追加
- 向く家
- 和瓦で屋根が重く、耐震性に不安
- 東日本大震災で瓦が落ちた/ヒビが入った/不安が残る
- 今後30年レベルで安全性を確保したい
パターンC:耐震診断+屋根+壁のトータル耐震改修
(200万〜500万円)
- 内容
- 詳細耐震診断・構造計算
- 屋根軽量化+小屋組補強
- 必要な壁の耐力壁化・開口補強・基礎補修 など
- 向く家
- 築30〜40年以上・旧耐震基準の家
- これからも長く住み続ける前提で、家全体を底上げしたい
第4章|ひたちなか市の屋根耐震補強・実際の事例
事例A|東石川・築28年・スレート屋根・小屋裏金物補強
- 施工:2024年5月
- 状況
- 簡易耐震診断で「一部改善が望ましい」判定
- 屋根はスレートで重くはないが、接合金物に不安
- 工事内容
- 小屋裏の羽子板ボルト増設・締め直し 22カ所
- 筋かいプレート追加 12カ所
- 火打ち梁3カ所新設
- 費用:41万円(税込)
- 効果
- 柱・梁・小屋組の接合部が強化され、上部構造評点が向上
- 将来の屋根葺き替え時にもそのまま活かせる補強
事例B|勝田本町・築35年・和瓦→ガルバリウム屋根+構造補強
- 施工:2023年10月
- 状況
- 和瓦屋根で、地震時の揺れと瓦落下が不安
- 築古で、耐震+屋根リフォームを一度にしたい
- 工事内容
- 瓦・土撤去+野地板補修
- 構造用合板12mm増し貼り(屋根面約70㎡)
- 改質アスファルトルーフィング敷き
- ガルバリウム鋼板屋根(横葺き)葺き替え
- 小屋裏金物補強・火打ち梁追加
- 費用:254万円(税込・足場込み)
- 効果
- 屋根重量が大幅に軽くなり、耐震診断の評点が上昇
- 防水性能もリセットされ、長期メンテサイクルに移行
事例C|阿字ヶ浦・築30年・別荘・強風+耐震複合補強
- 施工:2024年7月
- 状況
- 海沿いで強風が多く、棟板金の飛散歴あり
- 地震と台風両方に備えたい
- 工事内容
- 棟木と小屋組の緊結金物追加
- 棟板金下地を樹脂貫板に交換+SUSビス固定
- 一部屋根面に構造用合板増し貼り
- 瓦屋根自体は保持しつつ、要所を補強
- 費用:68万円(税込)
- 効果
- 強風時の棟飛散リスクが激減
- 地震時の屋根の揺れ・ねじれも抑制
第5章|専門家コメント
一級建築士・既存住宅状況調査技術者
- 「屋根の耐震補強は“屋根だけ”の話ではなく、建物全体の耐震バランスの一部です。ひたちなか市では瓦の軽量化を希望される方が多いですが、軽くするだけでなく、小屋裏の金物補強・火打ち梁・場合によっては壁補強とのセットで考えると、費用対効果が高くなります。」
一級建築施工管理技士(木造・耐震補強)
- 「見積書では、『どの梁・どの柱・どの小屋組に、どんな金物を何カ所付けるか』『屋根材を何kg/m²から何kg/m²に減らすか』まで確認してください。“耐震補強一式◯◯万円”という表現だけでは、何をどの程度やっているのか判断できません。」
第6章|見積書のチェックポイント(屋根耐震補強編)
確認したい項目
- 調査・診断内容
- 耐震診断の有無(簡易/詳細)
- 小屋裏・屋根裏の調査をしたかどうか
- 補強範囲・箇所
- 金物追加の位置と数量(梁×柱、束×母屋など)
- 火打ち梁の本数・位置
- 野地板・合板増し貼りの面積(㎡)
- 使用金物・材料
- 金物の種類(羽子板ボルト・筋かいプレート・ホールダウン等)
- ボルト径・長さ・材質(SUS・防錆メッキなど)
- 合板の種類・厚み(構造用合板9〜12mmなど)
- 屋根材変更がある場合
- 既存屋根材の種類と撤去範囲
- 新規屋根材の製品名・重さ・仕様
- ルーフィング種別(改質アスファルト等)
- 足場・仮設
- 足場の有無・㎡単価・合計
- 仮設電気・養生などの費用
- 保証・報告
- 補強部分の施工保証年数
- 施工前後の写真・簡易耐震評価のBefore/Afterの提示有無
第7章|スケジュールとベストタイミング
おおよその流れ
- 相談・現地調査:1〜2週間
- 耐震診断+補強計画の作成:1〜3週間
- 見積・仕様調整・契約:1〜2週間
- 工事
- 小屋裏部分補強のみ:3〜7日
- 屋根軽量化+補強:10〜20日
- 完了検査・報告書作成:1週間前後
ベストシーズン
- 3〜6月、10〜11月
→ 屋根工事・木工事ともに進めやすい - 梅雨・台風時期
→ 屋根の開口を伴う工事は、天候を見ながら慎重に計画
→ 雨天時の作業中止・順延条件を事前に確認
耐震補強を検討すべきタイミング
- 築30年以上・旧耐震基準(1981年6月以前の建築確認)
- 東日本大震災のあと、一度も耐震診断をしていない
- 瓦屋根で、瓦のズレ・棟のヒビ・落下歴がある
- 今後も20〜30年住み続ける予定がある
第8章|費用を抑えつつ“効果を出す”ためのコツ
- 耐震診断に基づき「効く場所」に絞る
→ 金物・火打ち・屋根軽量化など、効果の大きい部位から優先 - 屋根リフォームと同時に行う
→ 葺き替え・外装改修と一緒に補強して足場・手間を削減 - 補強フェーズを分ける
→ 今年は屋根・小屋裏、数年後に壁・基礎など、段階投資も可 - 補助金・税制優遇の活用
→ ひたちなか市・茨城県の木造住宅耐震改修補助
→ 耐震改修による固定資産税の減免など
※いずれも「着工前申請」が原則なので、事前に確認必須
第9章|よくある落とし穴と回避策
- 「屋根だけ補強すれば安心」と考える
→ 回避:屋根は重要だが、壁・基礎の弱点もセットで確認する - 「耐震補強一式◯◯万円」のざっくり見積を鵜呑みにする
→ 回避:補強箇所・金物種類・数量・耐震効果の説明を求める - 瓦を軽くしただけで金物補強をしない
→ 回避:軽量化+金物で「揺れにくく・壊れにくく」する - 構造に詳しくない業者に丸投げ
→ 回避:一級建築士・施工管理技士・耐震診断技術者がいる会社を選ぶ
第10章|FAQ
Q1. 屋根だけ耐震補強しても意味がありますか?
- A. 屋根の軽量化・小屋裏補強だけでも一定の効果はありますが、理想は耐震診断で家全体の弱点を把握した上で、「屋根+壁」をバランス良く補強することです。
Q2. 予算が50万円しかありません。それでもやる価値ありますか?
- A. 小屋裏の金物補強・火打ち梁追加など、ポイントを絞れば効果的な補強は可能です。耐震診断+優先順位付けが重要です。
Q3. 瓦→金属屋根に変えるだけで耐震性は上がりますか?
- A. 上部重量が減るため、耐震性は上がります。ただし、金物補強も併用することで効果がより大きく・安定します。
Q4. 工事中は家に住みながらでも大丈夫?
- A. ほとんどのケースで在宅のままで問題ありません。屋根葺き替えを伴う場合でも、雨仕舞いを確保しながら作業します。
Q5. どれくらいの地震まで大丈夫になりますか?
- A. 「絶対安全」とは言えませんが、耐震診断の評点(上部構造評点など)で、補強前後の耐震レベルを数値で確認できます。
第11章|今日やることチェックリスト
- 自宅の築年数・構造(在来木造/2×4など)を確認
- 屋根材(瓦・スレート・金属)と過去の屋根リフォーム履歴を整理
- 東日本大震災以降、耐震診断を受けたことがあるか思い出す
- ひたちなか市内で耐震・屋根補強の実績がある会社を3社ピックアップ
- 「屋根を含む簡易耐震診断+補強案」の見積を依頼
- 市・県の耐震改修補助、税制優遇(固定資産税減免など)の条件を公式サイトで確認
お問い合わせ先
屋根・外壁・リフォームのことならお気軽にご相談ください。
会社名:株式会社住宅サービス
代表取締役:岩本 忠男
所在地:〒312-0042 茨城県ひたちなか市東大島1-17-6
TEL:
- 代表:029-272-2877
- リフォーム専用:0120-03-5517
- 不動産専用:0120-20-5680
許可番号:
- 一般建設業許可 茨城県知事許可(般-03)第37470号
- 宅地建物取引業 茨城県知事(2)第7362号
公式サイト:👉 https://tokyoroof.com/




